有酸素運動の重要性
食生活を改善するだけでは健康的にやせられません。
日常生活で無理のない運動を続け、
中性脂肪やコレステロールを減らす努力も必要になってきます。
けれども運動することが必要だからと言って、
急に
ゴルフなどを本格的に始めるのではなく、
趣味をはじめようという感覚で軽い素振りとかから はじめてはいかがでしょう。
そのような「楽しんで長時間できるもの」といったものでないと 長くは続かないです。
もちろんスポーツを無理にはじめなくても散歩で十分です。
かえって脂肪を燃やすには「歩く」ほうが効果的なのです。
運動では、呼吸を止めて一気に行う「無酸素運動」と、
息を吸ったり吐いたりして呼吸を整えつつ、
ゆっくりと時間をかけて行う「有酸素運動」があります。
中性脂肪が効率よく燃えるのは 後者の「有酸素運動」だったりするのです。
「楽しみながら長い時間できるもの」と言ったのもこの為なのです。
電車に乗ったりしたときなど１駅手前でおりて歩いてみるのもいいかもしれません。
体脂肪が燃焼する仕組み
体は運動、食事制限により不足した分を補うため、
体脂肪をエネルギー源として使おうとしはじめます。
それから運動などで体温が上昇し最初に血液中にある脂肪が燃焼します。
それから血糖値が下がると脂肪細胞からエネルギーを持ち出して、
血糖値を安定させようとするホルモンの一種、グルカゴンが分泌されます。
このグルカゴンから指令を受け、脂肪分解酵素であるリパーゼにより
体脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され血液中に溶解して、
筋肉に運ばれて運動エネルギーとして燃焼します。
こうして体脂肪が利用されていくのです。
だけど、リパーゼが活性化するまでにかかる時間は、およそ２０分。
有酸素運動がダイエットに有効となるのに
かかる時間が２０分というのはこの為なのです。
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